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国立フリデリク・ショパン研究所の全面協力のもと誕生した腕時計

特別なタイムピース「ショパンOp.10 No.12」が、ワルシャワのフリデリク・ショパン博物館で初公開されました。ショパンの豊かな遺産に深く魅了され設立された新しいブランドの背後にいるクリエイターのミッションは、偉大な作曲家の時空を超えた遺産と、現代のウォッチメイキング、洗練されたデザインを融合させることでした。Chopin(ショパン)ブランドのファーストモデルの主なモチーフは、エチュードハ短調Op.10 No.12です。もう一つの言い方をすると、ショパンのエチュード(練習曲)作品番号10 第12番「革命」です。

Chopinブランドは、200年以上にわたるFryderyk Chopin(フリデリク・ショパン)の並外れた遺産を体現しています。ショパンの作品に対する情熱と記憶を尊重したいという情熱から、ブランドのオーナーは、Fryderyk Chopin Institute(フリデリク・ショパン研究所)に協力を求め、その結果、この偉大な作曲家の名前を使用し、毎年56本の高級リストウォッチを製作する独占的なライセンスが付与されました。


ファーストモデルである「ショパンOp.10 No.12」において、ブランドが目指したのは、作曲家の非凡な才能とコンテンポラリーなウォッチ・デザインの両方を組み合わせるというものでした。酸化処理されブルーの色合いを放つ針、ショパンの時代に人気のあったスタイルを模倣して設計されています。インデックスは、譜表のようなリングにマルチレベルに配列され、10と12のアラビア数字は、ショパンの有名なピアノ作品へのオマージュです。9時側には、ピアノのキーボードに似たパワーリザーブ表示があります。ショパンのスピリットを独自にとらえたもう一つの要素は、6時位置にあるサブダイアルを囲むプレシャス・ストーンであるカーネリアンで作られた鮮やかな赤い縁です。この火山石の深い赤色は、19世紀のポーランド蜂起とショパンの信じられないほどの感性の両方を関連付けているだけではなく、死去から96年後、ワルシャワの聖十字架教会の柱に埋め込まれた偉大な作曲家の心臓を象徴しています。また、この96は、ムーブメントのパワーリザーブの数値でもあるのです。作曲家の人生の中で最も重要な年号が、ツインバレルの片方に刻まれています。一方、ダイアルには彼の芸術的業績が表示されています。ムーブメントには、蜂起の失敗を知った後のフラストレーションから綴った、ショパンの日記から抜粋されたテキストが刻印されています。


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